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あなどれません、夏バテ。




夏バテ知らず
過去30年間、東京の8月の最高気温の平均値は30.8℃、湿度の平均値は75%。熱帯とほとんど変わらない気候です。となると、夏パテも当然。いや、実は当然ではありません。熱風吹き荒れる苛酷なアフリカに暮らすマサイ族は、夏バテを知りません。その原因は彼らの食生活にあるようです。彼らは高タンパクの牛肉をよく食べ、さらに自然の味をそのまま楽しむことから、塩分の摂取量は非常に少なく、一日の摂取量は約3gと日本人に比べ1/4といわれています。しかも、彼らは牛乳を1日に3〜8リットル飲みます。牛乳には人に必要なほとんどの栄養素が含まれており、炎天下や運動中・後の水分補給に最適とされています。


夏バテはどうして越こるの?
夏バテは「なんとなく身体がだるい」「疲れやすい」「集中力がない」「頭痛」「不快感」といった症状が現われる夏限定の“慢性疲労のひとつ”です。私たちの身体の代謝は、体温が36〜37℃のときが最もスムーズに行われるため、暑くなり、体温が上昇すると汗をかいて体温を調節します。しかし汗をたくさんかき過ぎると水分不足やカルシウムやカリウムなど多種にわたるミネラルのパランスが崩れ、これが夏バテの症状を引き起こす第1の原因になるのです。第2には、暑さによる消化酵素の作用低下。これにより栄養素の吸収が低下して、更に食欲不振と悪循環を起こします。ただし、現代人の夏パテは暑さからくるものだけでなく、冷房のきいた室内と暑い室外とを出たり入ったりすることに身体の調節機能がついていけなかったり、ダイエット志向による普段からの栄養不足も大きく影響していると考えられます。


怖い!夏バテは万病の元
かぜは万病の元。そのかぜを、夏バテはいとも簡単に引き起こしてしまいます。そのメカニズムは...。夏バテにより胃腸の消化力が低下している上にさらに食欲が、減退すると「微量栄養素欠乏症」になります。栄養素が行き届かない状態は、私たちの免疫力を低下させます。すると、怖いのが感染症。かぜで済めばいいのですが、こじらせて肺炎になると老人では生命とりになることも。また、いろいろなホルモンパランスも悪くなり、肌荒れ、生理不順などを引き起こすので、夏バテくらいなどとあなどれません。


土用のうなぎぱ夏バテ防止に効果的?
昔からいわれている土用のうなぎの夏バテ予防。実は、理にかなっているのです。夏場に不足しがちな栄養成分はタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどですが、うなぎにはこれらのほぼ全ての栄養素を合有し、不足しているのは食物繊維くらいというすぐれもの。特に夏バテの症状を悪化させるのはエネルギー代謝を円滑にするビタミンB1の不足です。この栄養素を多く含むうなぎは夏パテ予防にはもってこいなのです。ビタミンB1は夏場に特に摂取してほしい栄養素。豚肉などにも多く含まれているので、食卓でも積極的に取り入れたいものです。










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